有機ELの「次世代発光材料」デバイス研究職募集/国内唯一の有機EL特許保有
株式会社Kyulux
【ジョブNo.jid0000000397】
前例の無いディスプレイを創り出すために技術ベースで問題解決し、有機ELの実用を促進させ科学・研究技術が活かされる世界を実現します。
OLED業界を牽引するべく、次世代材料の開発に取り組み、有機ELデバイスとその革新的材料への挑戦を続けます。
【沿革】
2015年に設立された株式会社Kyuluxは、有機ELディスプレイや照明に用いる次世代材料の開発に取り組んでいます。OPERA(九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター)が開発した有機EL材料に関する複数の特許の独占的使用権を保有し、その技術を活用して有機EL材料の製造と世界への展開を目指しており、韓国サムスンやLG、ベンチャーファンドなどから資金を調達し、2018年12月現在、50名以上の管理・研究開発チームまで拡大し、日米両国で運営している成長企業です。
【事業概要】
当社は次世代の有機EL発光材料として世界的に大きな注目を集めているTADF(熱活性化型遅延蛍光)材料の開発・実用化を進めるため2015年に設立され、九州大学より独占的にライセンス共有された技術をベースに、レアメタルに依存しない低コストかつ高寿命・高効率なHyperfluorescence、及びTADF発光材料を開発しています。
【当社の魅力】
■有機EL市場の活性化
有機ELは、高効率でフレキシブル、更には透明ディスプレイを実現できるというこれまでのディスプレイにはない画期的な次世代ディスプレイテクノロジーです。有機ELディスプレイは既に、スマートフォン、大型TV、VR/ARヘッドセット、ウェアラブル機器などに広く用いられその市場は1600億円にものぼるといわれており、現在も急激に成長し続けています。
■有機ELの最先端研究技術を促進
有機EL発光材料では、蛍光材料を第1世代、燐光材料を第2世代と呼びます。一般的に、蛍光材料は流した電力の25%しか光に変換できませんが、材料の寿命が長く、RGB(赤緑青)の3原色が揃っており、燐光材料は理論上、電力を100%光に変換できるが、素材にレアメタルを用いるため高価で、青色材料がまだ実用化されていません。現在量産されている有機ELディスプレーには、赤と緑に燐光材料、青に蛍光材料を用いています。
これに対し、TADFは第3世代の材料と呼ばれ、その特徴は、理論的に電気を100%光に変換でき、素材にレアメタルを使用しないため安価になります。そして、Kyuluxが開発中のハイパーフルオレッセンスは「超蛍光」と呼ばれる第4世代技術で、TADFを発光材料として使用するのではなく、既存の蛍光発光材料のアシストドーパントとして活用する技術であり、TADF材料を添加するだけで、すでに優れた寿命や発光波長を実現している既存の蛍光発光材料の性能を飛躍的に高めることができるという特徴を持ちます。
■Hyperfluorescenceが有機ELの未来を創ります
TADF/Hyperfluorescenceが九州大学の安達教授らのグループによって発明されて以降、世界中の研究者による学術研究が進み、RGB全ての色でレアメタルを必要としない高効率なTADF/Hyperfluorescenceの発光が可能になりました。Kyuluxには両発明に関わった研究者に加え、他の企業で有機ELの材料/デバイス/プロセス開発に長年関わった技術者らも参画、さらに、ハーバード大学から人工知能(AI)によるTADF材料探索技術のライセンスを受け、開発を加速させてきました。設立当初は約150時間であった寿命も二けた以上の向上を続け、アプリケーションによっては実用化可能なレベルに達しています。
■有機ELの革新的な技術がここに
TADFとHyperfluorescenceの登場によって、有機ELを取り巻く環境は一新され、これまでには想像もできなかったような全く新しい用途が創られてくるものと考えています。これらの新技術は九州大学…最先端有機光エレクトロニクス研究センターでの研究を基としていますが、ご術のポテンシャルを開花させ実用化につなげる重要な責務をKyuluxが担っています。Kyulxによる研究開発により、近い将来低コストのTADF、そして長寿命の青色有機ELが実現するでしょう。
■有機ELの世界を変える研究開発に一緒に取り組みましょう!
わたしたちKyuluxはTADF/Hyperfluorescenceの二つの基本特許のライセンスを許諾された世界唯一のスタートアップとして、有機ELの未来を切り開くこの革新的な技術を実用化するために安達教授とともに2015年に設立しました。有機ELディスプレイの発光技術を2020年半ばにはHyperfluorescenceに置き換えるというビジョンの実現に向けて、ともに研究開発に取り組みましょう!
こうした世界クラスのマネジメントと科学者・技術者チームの構築を目指し、一緒にOLED業界の革新に挑戦してみませんか?
募集要項
募集職種名 | 有機ELデバイス研究職(開発部デバイスグループ) |
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年収 | ◎メンバークラス 想定年収:576万円~850万円 月給480,717~ (基本給410,000~ 固定残業代70,717~等を含む/月) ◎マネージャークラス 想定年収:696万円~1200万円 月給580,717~ (基本給510,000~ 固定残業代70,717~ 役職手当100,000等を含む/月) |
勤務地 | 福岡県 |
勤務地詳細 | 福岡市西区九大新町4-1 福岡市産学連携交流センター2号棟 【アクセス】 JR九大学研都市駅よりバス10分 無料駐車場あり |
仕事内容 | ・有機ELデバイスの研究・開発業務に従事していただきます。 ■具体的には - デバイス設計 - プロセス設計 - デバイス作製・評価 - デバイス解析 - デバイス劣化解析 - 材料物性評価 - 顧客に対するOLEDデバイス最適化の技術サポート業務(メンバークラスのみ) ◎マネージャークラスでは以下の業務も併せてご担当いただきます。 ・グループメンバーマネジメント ・業務最適化 |
対象となる方 | ■学歴 ・大学~大学院 ■必須条件 ◎メンバークラス ・メーカーでの有機EL素子の作製および評価経験(4年以上) ・初級~中級程度の英語力 ◎マネージャークラス ・メーカーでの有機EL素子の作製および評価経験(4年以上) ・事業会社におけるマネジメント経験(4年以上) ・初級程度の英語力 ■歓迎条件 ◎メンバークラス ・メーカーでの有機ELデバイス開発経験 ・有機ELデバイス劣化解析の経験 ・顧客と窓口対応経験 ・中国語能力 ◎マネージャークラス ・メーカーでの有機ELデバイス開発経験 ・有機ELデバイス劣化解析の経験 ・中級以上の英語力 ■望ましい適性 基礎研究・物理分野が得意な方 |



雇用形態 | 正社員 |
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勤務時間 | 1日のみなし労働時間:8時間30分 |
休日休暇 | 完全週休2⽇制(⼟⽇祝⽇) 有給休暇は初年度は1〜10⽇(※⼊社⽉により異なり、⼊社⽇に付与)、以降は毎年1⽉に付与 夏季休暇(7〜9⽉に5⽇)、年末年始休暇(12/29〜1/3)、慶弔休暇など 年間休日130日(2019年度) |
福利厚生 | 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) 定年60歳(65歳までの雇用延長制度あり) |
選考プロセス | 書類選考 ↓ 面接(2~3回)※適性検査あり ↓ 内定 ※九州県外にお住まいの⽅には、現地での⾯接やSkypeでの⾯接など柔軟に対応します(最終⾯接等、1度は本社にご来社頂きます) |
会社概要
設立年月日 | 2015年3月9日 |
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代表者 | 代表取締役社長 安達 淳治 |
本社所在地 | 〒819-0388 福岡県福岡市西区九大新町4-1 福岡市産学連携交流センター2号棟227号室 |
資本金 | 535,000,000円 |
従業員数 | 72名(2020年5月末現在) |
事業内容 | 次世代有機EL発光材料の開発・製造・販売 |
企業URL | https://www.kyulux.com/ |